教室用新ギター教本(青本)解説

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「教室用新ギター教本」(青本)解説NUEVA EDICIÓN ESCUELA DE LA GUITARRA Explanation

練習28 Andante F. Carulli

出典

Carulli, Ferdinando. Méthode complete pour parvenir à pincer la guitare, par les moyens les plus simples et les plus faciles, suivie de 44 morceaux graduellement progressifs & six etudes, Dédiée à messieurs les professeurs & amateurs de cet instrument Op.241. Paris, Launer, Ed.6, n.d.(ca.1825), p.19.
F. カルリ 「最もシンプルかつ簡単な方法でギターが弾けるようになるための完全な教則本 漸進的に進む44の曲と6つのエチュードに沿って この楽器の専門家と愛好家の皆さんに捧げます」

解説

カルリの教則本からの転載ですが、この曲はカルリのオリジナルと青本で音の違いが2ヶ所あります。11小節目の1拍目はファ―ソ-シ-ソ、2拍目もファ―ソ-シ-ソと青本では書かれていますが、カルリの教本では1拍目はファ―ソ-レ-ソ、2拍目はレ―ソ-シ-ソと書いてあり15小節目と同じになっています。右手の運指はオリジナルではこの11、15小節の2ヶ所のみ3,4の運指が付けられています。

ポイント

17小節から8分音符になりますが、ここを16分音符の長さで弾いてしまう場合がありますので注意してください。30~31小節にかけて裏拍でミレドシラと出てきます。これが繋がったメロディーのように聞いてみてください。

オリジナル楽譜(浄書)

F. カルリ 「最もシンプルかつ簡単な方法でギターが弾けるようになるための完全な教則本 漸進的に進む44の曲と6つのエチュードに沿って この楽器の専門家と愛好家の皆さんに捧げます」19ページ

   
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