教室用新ギター教本(青本)解説

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「教室用新ギター教本」(青本)解説NUEVA EDICIÓN ESCUELA DE LA GUITARRA Explanation

練習46 Esercizio F. Carulli

出典

Carulli, Ferdinando. Méthode complete pour parvenir à pincer la guitare, par les moyens les plus simples et les plus faciles, suivie de 44 morceaux graduellement progressifs & six etudes, Dédiée à messieurs les professeurs & amateurs de cet instrument Op.241. Paris, Launer, Ed.6, n.d.(ca.1825), p.39.
F. カルリ 「最もシンプルかつ簡単な方法でギターが弾けるようになるための完全な教則本 漸進的に進む44の曲と6つのエチュードに沿って この楽器の専門家と愛好家の皆さんに捧げます」

解説

この曲はカルリの教本Op.241のp.39No.32の転載です。
青本のタイトルはEsercizioですがオリジナルはWalzeです。ワルツのことですが、表記としてOp.241ではWalzeが1番多いものValzeとValseも1曲ずつ出てきます。フランス語ではValse、スペイン語ではVals、イタリア語ではValzer、ドイツ語ではWalzerです。 Valze、Walzeは古いスペルか方言、スペルミスなどの可能性が考えられます。
青本に右手の運指がついていますが、オリジナルには付いていません。左手の運指は青本で少し追加されていますが、この運指がよいと思います。
オリジナルの拍子が2/4でしたが3/4の誤りです。
強弱記号がオリジナルの5、24,40、42小節目には書かれておらず青本では補われています。この強弱記号は補った方がよいと思います。
オリジナルでは4小節2拍目の低音ラ、52小節3拍目の低音ラが書かれていませんが、これはミスか掠れで青本のように補うのが正しいと思います。
17小節1拍目の上声ドがオリジナルでは四分音符に見えますが、付点四分音符の点が見えなくなってしまったかミスのためだと思います。ですので、青本のように付点四分音符でよいです。

ポイント

4小節目は低音の声部を全てpで弾いてもよいです。30小節目も上声のラ-ソはiでその他はpで弾く方がよいと思います。
この曲は拍の頭をメロディーに見立て3声のように弾く練習にもなります。例えば、冒頭からド|ドドド|ファファファ|ソソミ|ファーのメロディーになるように弾くということです。メロディーになる部分を少し強めにつなげて弾きます。アルアイレでもよいですが、メロディーだけアポヤンドで弾いてもよいです。26~34小節は3声にとらなくてよいと思います。

オリジナル楽譜(浄書)

F. カルリ 「最もシンプルかつ簡単な方法でギターが弾けるようになるための完全な教則本 漸進的に進む44の曲と6つのエチュードに沿って この楽器の専門家と愛好家の皆さんに捧げます」39ページ

F. カルリ 「最もシンプルかつ簡単な方法でギターが弾けるようになるための完全な教則本 漸進的に進む44の曲と6つのエチュードに沿って この楽器の専門家と愛好家の皆さんに捧げます」39ページ

   
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