「教室用新ギター教本」(青本)解説NUEVA EDICIÓN ESCUELA DE LA GUITARRA Explanation
復習1 Menuett J. Krieger
出典
タイトルはドイツ語とイタリア語で書かれていてイタリア語では次の通りです。
Sei Partite Musicali, cioè Allemande, Correnti, Sarabande, Doppie e Giche, con intreccio di alcune Burée, Menuette e Gavotte, Composte d'una maniera ariosa, e presentate a tutti li Virtuosi e amatori dello Spinetto, overo Clavicembalo, da Giouanni Kriegher.
「ジョウァンニ・クリーガーによって、スピネットまたはチェンバロのすべての名手と愛好家に示し、アリオーソ様式で作曲された6つの音楽のパルティータ。すなわち、いくつかのブーレ、メヌエット、ガヴォットを組み合わせたアルマンド、コレンテ、サラバンド、ドゥーブル、ジーグ。」
ヨハン・クリーガーがイタリア風にジョウァンニ・クリーガーと記されています。
解説
青本に掲載されているメヌエットはJ. クリーガーの「6つのパルティータ」第6番の中のメヌエットがオリジナルで、全曲は次の通りです。
タイトルが長いのでここでは「6つのパルティータ」と省略して解説します。
1,幻想曲とパルティータ ハ長調:幻想曲 アルマンド コレンテ サラバンド ジーグ ト長調:メヌエット ブーレ ガヴォット
2,パルティータ ニ短調:アルマンド コレンテ サラバンド ドゥーブル ジーグ
3,パルティータ ヘ長調:アルマンド コレンテ サラバンド ドゥーブル ジーグ メヌエット
4,パルティータ ト長調:アルマンド コレンテ サラバンド ジーグ メヌエット
5,パルティータ イ長調:アルマンド コレンテ サラバンド ドゥーブル ジーグ
6,パルティータ ロ長調:アルマンド コレンテ サラバンド ドゥーブル 変奏曲 ジーグ ロンド イ短調:メヌエット ブーレ
青本には作曲者がJ. P. Kriegerと記載されていますが、これは誤りでJohann Philipp KriegerはJohann Kriegerの兄で別人です。また、青本では細部を簡単にした編曲となっています。
また、タイトルがオリジナルのMenuet(フランス語)からMenuett(ドイツ語)に変更されています。
演奏のポイント
オリジナルとオリジナルに近いギターアレンジ譜を載せておきます。このギターアレンジは初級から中級へ行くくらいのレベルです。初心者の方は装飾音と7、15、23小節の16分音符は省略し、22小節を6小節と同じにして練習した方がよいです。
装飾音についてですが、7、15、23小節の付点4分音符は終止形の箇所ですので、トリルをつけるとよいでしょう。また、後半をリピートした際、9、11小節へモルデントを加えるのもよいと思います。装飾法についてはブログの「装飾音:インヴェンション第1番での装飾法」も参考にしてみてください。記譜されていない箇所に装飾音を付ける場合についても書いてあります。オリジナル楽譜を基に装飾付きのチェンバロ音源もアップしておきます。
オリジナル楽譜(浄書)

ギターアレンジ譜
