「教室用新ギター教本」(青本)解説NUEVA EDICIÓN ESCUELA DE LA GUITARRA Explanation
練習37
参考にしたと思われる曲
作曲者の表記はありませんが、これもハ長調同様カルカッシの曲を一部改変(10小節目を追加)したものだと思います。練習37の前にある音階、終止法とコードネームも同じくカルカッシのメソッド(p.24)からの転載で、変更はありません。 このニ長調の音階練習の前には次のようにドイツ語とフランス語で書かれています。
原文(ドイツ語)と和訳
Um sich den Fingersatz in der Tonleiter von D zu erleichtern rückt man mit der linken Hand bis zweiten Bund.
ニ長調の音階の運指を容易にするために左手を2フレットまでずらします。
原文(フランス語)と和訳
Pour faciliter le doigté dans la gamme du ton de re il faut avancer la main gauche à la deuxième touche.
ニ長調の音階の運指を容易にするために左手を2フレットに進めなければなりません。
解説
原文に書かれてある2フレットにずらす、進めるということの意味は、2ポジションで弾くということです。2ポジションとは2フレットに左手1指を置き、2フレットを基準にして3フレットは2指、4フレットは3指、5フレットは4指を押さえる方法です。
カルカッシは音階を弾く時、低音弦でp、高音弦ではimの交互を使うよう指示しています。移弦で上がる時(3弦→2弦)はimの順、下がる時(1弦→2弦、2弦→3弦、1弦→3弦)はmiの順になるように運指を指定しているようです。
音階練習のポイントについては練習25の解説ページに詳しく書きましたので参照してください。
オリジナル楽譜(浄書)


